
腎機能測定ツール
概要
CKDの定義は以下の通りであり、①、②のいずれか、または両方が3ヵ月を越えて持続することで診断します 1 )。
①
尿異常、画像診断、血液検査、病理診断で腎障害の存在が明らか、特に 0.15 g/gCr 以上の蛋白尿(30mg/gCr 以上のアルブミン尿)の存在
が重要
②
糸球体濾過量 (glomerular filtration rate: GFR) < 60 mL/分/1.73m2
1)日本腎臓学会編 エビデンスに基づくCKD診療ガイドライン2023. 2023: P.3 東京医学社
eGFR測定ツール
GFR区分を算出
身長、体重、性別、生年月日、血清クレアチニン値、血清シスタチンC値を入力し、【計算する】ボタンをクリックすると、腎機能の程度(GFR区分)が評価できます。
※この測定ツールの対象年齢は18歳以上です。生年月日の入力値が18歳未満の方はエラーになります。
※GFR区分はeGFRを用いて判定されています。
計算結果
血清クレアチニン値は筋肉量の影響を受けるため、サルコぺニア(長期臥床など)、筋疾患、四肢欠損など筋肉量が減少している場合にはeGFRcrが高く推算されます。逆にアスリート、運動習慣のある高齢者など筋肉量が多い場合はeGFRcrが低く推算されます。eGFRcrの正確性に懸念がある場合、eGFRcysを参考にして総合的に判断することとされています 2 )。
eGFR slope:eGFRの推移とGFR区分を確認
性別、生年月日、これまでに実施した検査の検査日、血清クレアチニン値、治療介入開始日を入力し、【計算する】ボタンをクリックすると、これまでのeGFRの推移、治療介入による改善程度、腎機能の程度(GFR区分)を確認できます。
検査日は最低3時点入力してください。最大36検査日まで入力することができます
検査結果を入力したCSVをアップロードすることでも、確認することができます。
CSVテンプレートはこちら
※ 計算時に治療介入開始日にチェックを入力しないと、治療前後のeGFRの年間変化量は表示されません。
※ 期間全体のeGFRの年間変化量を計算したい場合は、治療介入開始日を測定最終日に設定してください。
※治療介入開始日の前後 各3年以内の数値を入力すると、より正確な結果を確認できます。
※この測定ツールの対象年齢は18歳以上です。生年月日の入力値が18歳未満の方はエラーになります。
※必須項目となります
NO. | 検査日 (検査日は最低3時点入力してください) |
血清クレアチニン (最低3数値入力してください) |
治療介入 開始日 |
計算結果
eGFR推移とGFR区分
- GFR区分
mL/min/1.73㎡/年 - G1:(≧90)
正常または高値 - G2:(60〜89)
正常または軽度低下 - G3a:(45〜59)
軽度~中等度低下 - G3b:(30〜44)
中等度~高度低下 - G4:(15〜29)
高度低下 - G5:(<15)
高度低下〜末期腎不全